こんにちは!日本紅茶協会です。
紅茶がインフルエンザ感染予防に役立つのをご存知でしょうか😷
紅茶ポリフェノールが
インフルエンザウイルスの感染性を失わせることが分かりました。「マスク・手洗い・紅茶」を毎日の習慣に✨https://t.co/tE4sSrQYbn pic.twitter.com/6UXm3oACO3
— 日本紅茶協会公式アカウント (@JTeaAssociation) October 22, 2019
本当なの?
というか「日本紅茶協会」というのは何者?と思ったら「国内唯一の紅茶関連業者団体」なんですね。
というわけで三井農林のHPを見てみると、
インフルエンザウイルスを無力化(細胞への感染を阻止)する能力
- 紅茶:99.96%
- 緑茶:97.6%
- ココア:91.5%
- ショウガ:77.1%
- 乳酸菌:24.1%
- ビタミンC:14.9%
ということですが、
インフルエンザウイルスに対する感染阻止効果の判定基準は、抗ウイルス加工繊維製品を対象とした抗ウイルス試験方法(ISO 18184)に準じ、コントロールに対して各試料のウイルス量が1/1000以下(感染阻止率が99.9%以上)の場合「十分効果あり」とし、1/100~1/1000(感染阻止率が99.0~99.9%)の場合「効果あり」と判定しました。
というわけで、紅茶のみが「十分効果あり」という判定なのだそうです。
この評価が妥当なのかは判断しかねます。
http://journal.kansensho.or.jp/kansensho/backnumber/fulltext/68/824-829.pdf(PDF)
で、上記論文には実験の手順などが書かれていますが、「ウイルス懸濁液に紅茶エキスを混合」したものをマウスに吸入させているんですね。
それで効果があったとのことなのですが、実生活では「ウイルスと一緒に紅茶を摂取」などしないですよね?
粘膜から細胞に入ったら感染はするとのことなので、紅茶を飲んだら粘膜にずっと紅茶の成分が残るの?と聞いてみたいのですが。
総合してみると、「紅茶にはインフルエンザウイルスに対する感染阻止効果はある」と言えるものの、紅茶を飲んだからって感染しなくなるとは言えないのでは、という結論になると思います。
ちなみに、「熱湯でやればそりゃウイルスは死ぬだろ」と批判しているサイトがありましたが、上記論文では「室温で3時間浸出」とあるのでその批判は当たらないですね。
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