放送日:2010年10月14日
あらすじ
公式
人気女流作家の水元湘子の遺体が自宅で発見された。第一発見者は夫の吉野(近江谷太朗)。文学賞の楯やトロフィー、生原稿がなくなっていたことから熱狂的ファンの川芝が浮上。しかし右京(水谷豊)は最近の資料ファイルがないことに疑問を抱く。また恋愛小説を書く湘子が最近なぜか商社マンの笠井を取材していたことが判明。さっそく商社へ向かう右京だが…。さらに右京がある推理に基づき夫の吉野を追及すると意外な真相が暴かれる!未だ見つからない肝心の資料ファイルの行方を追う右京と尊(及川光博)。そんな彼らを尻目に先回りする謎の男(徳重聡)の姿…。
湘子は生前、何を書こうとしていたのか? 謎の男は何者でその目的は何なのか?ゲスト:徳重聡 津嘉山正種 近江谷太朗
ネタバレあり
- 人気女流作家の水元湘子の遺体が自宅で発見された。写真や原稿がなくなっていたことから熱狂的ファンの川芝が浮上。しかし右京はワインとチーズが捨ててあり、最近の資料ファイルがないことに疑問を抱く。
- 水元の夫の吉野に話を聞き、水元のために豊日商事の笠井に取材するアポを取ったという。そこで豊日商事に行って山根(笠井の上司)に話を聞くと、笠井は2週間前に夜釣りの最中に死亡。笠井の妻に話を聞きに行くと、笠井は小説の取材を受けたと言っていたとのこと。
- 山根に再度話を聞くと、航空機の燃料に不純物が含まれていて空港周辺の環境が汚染されていることを認め、水元もおそらく笠井にその話をしたのだろうとのこと。
- 花の里で米沢も一緒に話をし、「堕栗花」(ついり、水元の作品)でヒロインが自殺したという話を聞く。
- 捜査一課が川芝を任意同行。川芝のかばんからは写真や原稿、資料ファイルなど見つからず。
- 川芝の取り調べに乱入し、「玄関までは行ったものの鍵がかかっていて開かなかったのではないか」と聞くと、川芝は「2時ちょうどくらいに行き、電気がついていたが中は見えず、物音がしたから逃げた」と答える。
- 神戸は吉野の秘書が水元と同じ香水を付けていたことから吉野との関係を疑う。
- 水元の携帯電話の記録を確認し、吉野に最後にメールを送ったのは基地局が吉野がいた場所と判明。そこで右京が「この部屋から携帯電話を持ち去り、アリバイ工作をし、死体発見時に元に戻したのはあなたですね」と吉野を問い詰めると、吉野は「妻を殺していない」と殺害は否認。右京が「あなたは事件の夜、死んでいる奥さんを発見、玄関には鍵もかかっていて状況から自殺、『堕栗花』にしおりが挟んでありそれが遺書代わりだったのではないか(しおりが挟んであったのは、ヒロインの夫の心が離れて別の女性に向かってしまって絶望して思い出のワインとチーズをたしなみながら自殺したシーン)、奥さんはあなたの不倫に気付いていたんですね」と言うと、吉野は「何日か前からピリピリしてた、浮気に気付いていたと確信した」と他殺のように見せ掛けアリバイ工作したことを認める。最後に「奥さんを発見したのは正確には何時か」と聞くと「2時20分」。川芝は「2時ちょうどくらいに物音がした」ということで何か見落としがあるのではないかと家の中を調べると、笠井が報告書を送った旨の付箋紙を発見。
- 吉野の供述から写真や原稿が見つかるが、報告書は発見されず。「アシスタントの岡崎なら何か知っているかもしれない」と、この日韓国から帰国予定の岡崎のところへ向かう。
- ちょうどその頃、岡崎のところへ水元からの宅配便が届き、謎の男が岡崎を絞め落として資料ファイルを奪い、屋上から転落死させる。そこに右京と神戸が到着し、エレベーターと非常階段に分かれて屋上へ向かうが、男は手すりにワイヤーを掛けて壁を伝って降りて逃走。
第2話 「顔のない男~贖罪」に続く。
感想/気になる点など
- 死体検案調書の吉野湘子の住所「東京都東京都港区……」
- 山根のメールアドレスが「y-yamane@hounichi.ne.jq」。架空のものを作るにしたって、ne.jq……
- 右京と神戸を残して吉野は連行されていったけど、鍵は誰が?
キャスト
水谷豊:杉下右京
及川光博:神戸尊
益戸育江(高樹沙耶):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
徳重聡:上遠野隆彦
近江谷太朗:吉野茂久(白秋社社長、吉野湘子の夫)
阿部進之介:篠原孝介(元上遠野の部下)
梅宮万紗子:笠井享子(伏見の娘)
金子久美:橋田智美(白秋社社長秘書)
坂西良太:山根幸博(豊日商事運輸部部長、笠井の上司)
安藤麻吹:吉野湘子(人気女流作家)
恩田括:川芝直哉(水元湘子の熱狂的なファン)
木村彰吾:木村(上遠野に射殺されたSAT隊員?)
若林久弥:笠井宏樹(豊日商事運輸部)
石井テルユキ:白秋社社員
藤代麻美:バー「樽」のママ
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
松川真也:岡崎敦也(白秋社編集部)
馬渕誉:笠井大翔
岩尾拓志:水元卓蔵(大分建設会長、湘子の父)
荒井隆人:SATで一緒に訓練を受けていた隊員
津嘉山正種:伏見享一良
主な複数回出演者
- 近江谷太朗は斎藤肇役で相棒2 第5話「蜘蛛女の恋」に出演。
- 坂西良太は田所周一(北海道警刑事)役で相棒6 第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!上野~札幌1200kmを走る豪華密室!犯人はこの中にいる!!」に出演。
- 恩田括は笠松(滝沢署刑事)役で相棒1 第4話「下着泥棒と生きていた死体」に出演。
- 岩尾拓志は真鍋純一郎役で相棒2 第1話「ロンドンからの帰還~ベラドンナの赤い罠」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
---|---|
上遠野隆彦らが訓練をした場所(爆破) | 東洋熱工業(株) |
吉野邸 | SHILO STUDIO MEGURO[HP] |
バー 樽 | Bar TARU(第1銀緑ビル)[HP] |
警視庁 刑事部長室 | 川崎マリエン 第6会議室[HP] |
上遠野隆彦が本などを燃やした場所 | 根岸港(内山アドバンス 磯子工場前)[地図] |
白秋社 | 山野美容専門学校[HP] |
さつき荘(川芝直哉の住んでいるアパート) | 練馬区のアパート0610 |
豊日商事 | 富士通川崎工場[地図] |
笠井宏樹が溺死した場所 | 根岸港(内山アドバンス 磯子工場前)[地図] |
伏見享一良邸 | 大森武蔵野苑[ロケ地情報] |
川芝直哉が隠れていたネットカフェ | アイ・カフェ(Akiba Place店)[HP] |
吉野茂久が捨てた水元湘子の原稿が見つかった場所 | 根岸港(内山アドバンス 磯子工場前)[地図] |
稲城マンション(岡崎の住んでいるマンション) | 川崎市のマンション0901 |
稲城マンション(岡崎の住んでいるマンション)へ向かう途中で右京と神戸が通った道 | 徳丸橋(新河岸川)[地図] |
<撮影場所ごとのまとめ>
東洋熱工業(株):上遠野隆彦らが訓練をした場所(爆破)
SHILO STUDIO MEGURO[HP]:吉野邸
Bar TARU(第1銀緑ビル)[HP]:バー 樽
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(刑事部長室)
根岸港(内山アドバンス 磯子工場前):上遠野隆彦が本などを燃やした場所、笠井宏樹が溺死した場所、吉野茂久が捨てた水元湘子の原稿が見つかった場所
山野美容専門学校[HP]:白秋社
練馬区のアパート0610:さつき荘(川芝直哉の住んでいるアパート)
富士通(株)川崎工場:豊日商事
大森武蔵野苑[ロケ地情報]:伏見享一良邸
アイ・カフェ(Akiba Place店)[HP]:川芝直哉が隠れていたネットカフェ
川崎市のマンション0901:稲城マンション(岡崎の住んでいるマンション)
徳丸橋(新河岸川):稲城マンション(岡崎の住んでいるマンション)へ向かう途中で右京と神戸が通った道
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