放送日:2011年2月23日
あらすじ
公式
右京(水谷豊)に対する差出人不明の告発文が監察室に届けられた。出張中の大河内(神保悟志)に代わって、監察官の栞(堀内敬子)が、捜査権のない特命係が捜査に関与している殺人事件について調査を始める。
ネット証券の寵児で、最近では脱税の噂が浮上していた証券会社社長・金谷の遺体が発見された。米沢(六角精児)にかかってきた電話で事件を知った右京は、尊(及川光博)と現場へ。自殺の可能性が高いが、右京らは殺害現場のマンションに疑惑を抱く…。
右京のおかげで他殺の可能性を見出すことができた。米沢は右京を庇うが、栞は職務執行法違反の可能性があると手厳しい。
栞は伊丹(川原和久)、角田(山西惇)、そして尊と聴取を進め、同時に右京の事件解決のプロセスが違法性が高いことへの追求を深めていく。果たして、右京の運命は…!?ゲスト:堀内敬子
ネタバレあり
- 右京に対する差出人不明の告発状が監察室に届けられた。出張中の大河内に代わって監察官の栞が捜査権のない特命係が捜査に関与している殺人事件について調査を開始。
- ネット証券の寵児で、最近では脱税の噂が浮上していた証券会社社長・金谷の遺体が発見され、米沢にかかってきた電話で事件を知った右京は神戸と現場へ。右京のおかげで他殺の可能性を見出すことができたと米沢は右京をかばうが、栞は職務執行法違反の可能性があると手厳しい。栞は伊丹、角田、そして神戸と聴取を進め、同時に右京の事件解決のプロセスが違法性が高いことへの追求を深めていく。
- 聴取した内容をまとめると、右京は殺害現場のマンションが「浮気相手との密会用」と説明されたのに疑問を抱き、証券会社専務に話を聞こうとしたところでクレー射撃の冊子で仙道(貴龍組系城宗会元若頭、現在は不動産会社経営)と一緒に載っているのを見つけ、仙道との密会に使ったと推理。仙道に話を聞きに行ったが金谷のことはテレビや雑誌でしか知らないと言われ、会社を出たところで仙道の会社の内偵捜査をしていた角田と会って仙道は「得意分野は企業恐喝、仙道の部下の千葉はやばいことも平気でする猛者」という話を聞く。仙道が企業恐喝していた相手と、金谷が推奨した銘柄を調べると一致。そのことから「仙道が恐喝し、その際得た情報を金谷に流し、金谷はそれを推奨銘柄として発表していた」と推理。また、右京は森井(帝都新聞記者)のデスクに金融商品取引法関連の本しかなかったことから森井が何らかの関与をしていたと見抜き、手帳を盗み見て金谷のマンションの住所が書かれていたことを確認(その後マンションについて聞くも森井は知らないと答える)。
- 最後に右京の聴取を行う。右京は「事件の続き」として、「森井に犯行時刻付近にマンション近くの防犯カメラに写っていたのを見せると『部屋を訪ねる約束だったが取材はもう1日待ってほしいと言われ引き返した』と言われた」という話をすると、栞は「森井は容疑者とするには不十分」と返し、右京は「僕も森井が犯人とは思っていない、金谷は森井にとって大事な取材相手なので殺す動機がない、森井の聴取をしたのは事件の隠された動機を知るため、金谷は仙道からインサイダー情報をもらっていたが森井は脱税ではなくインサイダー取引について調べていたことから金谷と仙道の関係に気付いてそれで独占取材をすることになった、金谷は森井の取材を通じて自首するつもりだったのではないか(捜査二課がインサイダー取引で捜査に着手する寸前だったが森井がそれを教えて金谷は先手を打ってマスコミを操作して自らを守ろうとした)、仙道は金谷の裏切りに気付いて千葉に殺させた、捜査一課が逮捕に向かっている」と説明。さらに「今回の事件はごく簡単な構図だったがもう一つの謎が厄介だった、なぜ今になって急に監察官聴取が行われたのか、栞と森井は同じ高校・学年もクラスも同じ」と言うと栞は「新聞社にいるのも知らなかった」と答える。しかし栞が森井のことを「社会部記者」と言い、「森井のことを何度も執拗に聴取した」と言ったことからうそと見抜き、「森井に捜査二課が捜査に着手するという情報を流したのはあなたですね、監察官という立場を利用して彼の求める情報を渡した、しかし取材直前で金谷が殺され森井も容疑者の一人になった」と説明すると栞は「根拠のない推論」と反発。その時、どこかで携帯電話が鳴り、栞のポケットにある携帯電話が鳴っていたのだがそれは右京がかけたものだった。それは森井の携帯電話の発信履歴にあった番号で、「告発状を書いたのもあなたですね」と迫ると栞は「監察官聴取は以上」と切り上げようとする。そこに大河内が入ってきて「君が外部の人間に情報を漏らしている可能性が浮上していた折に告発状が届き、それを利用しようとした」と説明。栞は監察官聴取を受けることに。
感想/気になる点など
- 遺書、明らかに60文字以上はある(しかも日本語)のに39バイト。最初から保存されてないならともかく、作成後に保存した痕跡があるのに、完成後に保存をしなかったということになる。
- 仙道は昭和35年(1960年)6月生まれで事件当日は2011年2月16日だから50歳ということになるが、51歳と表示
- 森井の携帯の発信履歴の番号が1種類だけなのはおかしくないか?
- 右京、許可を取らずに手帳や通話記録を見る。
キャスト
水谷豊:杉下右京
及川光博:神戸尊
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
神保悟志:大河内春樹
志水正義:大木長十郎
久保田龍吉:小松真琴
堀内敬子:仁木田栞(警視庁警務部監察官)
伊東孝明:森井孝次郎(帝都新聞社会部記者)
篠塚勝:仙道信義(フォーイースト不動産社長)
俊藤光利:金谷陽充(アルタイル証券代表取締役社長)
金子太郎:千葉文宏(仙道の部下)
橋沢進一:佐橋敏雄(アルタイル証券専務)
星野美穂:アルタイル証券 秘書
主な複数回出演者
- 橋沢進一はタツミ開発の警備員役で相棒1 第9話「人間消失」、警官役で相棒2 第12話「クイズ王」、ホテルのフロント役で相棒7 第10話「ノアの方舟~聖夜の大停電は殺人招待状!狙われた法務大臣・次の標的は豪華客船?」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
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金谷陽充が死んだ部屋 | カプリ西新宿9階(西新宿IKビル)[HP] |
アルタイル証券 | 山野美容専門学校[HP] |
右京と神戸が車で通った道 | 都庁通り[地図] |
東日本クレー射撃大会の写真を撮った場所 | びくに公園[地図] |
帝都新聞(右京と神戸が森井孝次郎と話をした部屋) | 東映東京撮影所 No.6ステージ 会議室(301)[地図] |
森井孝次郎が歩いている姿が防犯カメラに写った場所 | 木村屋酒店(世田谷)前[地図] |
<撮影場所ごとのまとめ>
カプリ西新宿9階(西新宿IKビル)[HP]:金谷陽充が死んだ部屋
山野美容専門学校[HP]:アルタイル証券
都庁通り:右京と神戸が車で通った道
びくに公園:東日本クレー射撃大会の写真を撮った場所
東映東京撮影所[当ブログの記事]:帝都新聞(右京と神戸が森井孝次郎と話をした部屋)
木村屋酒店(世田谷):森井孝次郎が歩いている姿が防犯カメラに写った場所
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