放送日:2019年1月16日
あらすじ
公式
警察密着番組に右京と亘が出演!?
取材映像に事件の謎を解く鍵が!内村刑事部長(片桐竜次)のツテで、捜査一課に警察密着番組の取材が入ることに。ディレクターの野田(やべきょうすけ)が取材する中、弁護士の男が転落死し、その顔が赤く塗られているという不可解な事件が発生。伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)はカメラを意識しながら捜査に臨むが、現場に右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が颯爽と現れ、野田が2人をメインに撮影してしまったため、取材映像は内村によってお蔵入りさせられてしまう。そんな中、右京はお蔵入りになった映像に、辞職した警察官・立花(袴田吉彦)が映り込んでいるのを発見。立花には、3年前、女性刺殺事件の犯人を正当防衛で射殺した過去があった。事件後、立花は犯人遺族から告訴されたのだが、そのとき原告側の弁護についていたのが、今回転落死した男だった。偶然では片付けられない符合に気づいた右京と亘は、捜査を続行。弁護士の事務所から、意味ありげな暗号を発見する。また、立花と同期だった芹沢も独自に事件を追い始めるが…!?
弁護士の転落死に芹沢と同期の元警察官が関与!?
被害者が残した謎の暗号が意味するものとは?
3年前と現在、2つの事件が意外な繋がりを見せる!ゲスト:袴田吉彦 やべきょうすけ
ネタバレあり
- テレビ番組(ディレクター野田)が捜査一課に密着取材。「顔が真っ赤に塗られた遺体」という通報が入り伊丹らが到着。遺体(清田義久)は自分の弁護士事務所から落ちたようで「自殺の可能性が高い」と言うが右京と冠城も登場し、右京は「これは殺人事件」と断言。
- 野田が右京と冠城を撮った映像を事前に内村と中園に見せると「この2人を撮ったら取材の許可は出せない」とダメ出しされてお蔵入りとなる。
- 捜査一課の調べで、遺体は別の場所から運ばれたもので、赤いペンキは死後に何者かがかけたとみられたとわかる。また、清田には借金があることもわかる。
- 青木はお蔵入りとなった映像を入手。特命係に持ってきて見せると、右京は現場に立花(3年前に犯人・佐々木勇也を射殺して退職した元警察官、威嚇射撃後も勇也がナイフを捨てずに向かってきたため手を狙って撃ったが心臓に命中して死亡、勇也に刺された村田美沙は亡くなった)がいたことに気付く。また、立花は刑事告訴されたがその時遺族側の原告代理人になったのが今回死亡した清田で、清田が死んだ日が立花が射殺した日(勇也の命日)であることも気にする。
- 右京と冠城を立花に話を聞くと「(現場には)たまたま通りかかっただけ」と答える。
- 野田は芹沢を「スイーツ刑事」として取り上げようと決める。
- 右京と冠城は高田美咲(清田の事務所の事務員)から「清田は3年前の新事実を本にして出版しようとしていた」という話を聞く。また、事務所で数字のみが並んだ書類を見つける(右京は暗号と考えるが、そうだとして解読には乱数表が必要と指摘)。
- 青木から立花のことを聞いた芹沢(立花と同期)は立花に話を聞くが「何も話すことはない」と返す。
- 右京と冠城が佐々木茂雄(勇也の父)に話を聞くと、「(清田は)金に困っていたようで金を貸してくれと言われた」という。また、勇也は佐々木が経営していた会社で経理を担当していたが勇也の死後に会社を畳んだという。
- 野田がカメラを向けて立花に話を聞こうとしてもめる。
- 芹沢は立花が関わっている可能性があると知った内村に「一課は手を引け」と言われ、伊丹からも「立花は容疑者、同期だろうが関係ない、それがわからないなら刑事辞めろ」と言われる。
- 右京は「3年前に美沙が刺されたのは本当に男女のもつれが原因だったのか」と考えて美沙の部屋を調べると乱数表を見つけ、「これが3年前の新事実」とつぶやく。
- 芹沢は現場近くで落書きをしている男を追う(芹沢は1人で追っていたが伊丹も加勢)。話を聞くと「事件当夜清田が倒れていて驚いてペンキを落とした際に顔にかかった、(立花の写真を見ると)この男がいた」という。
- 芹沢が「おまえが現場から立ち去る姿が目撃されている、隠しても無駄だから正直に話せ」と言うと立花は清田を殺したと認め、「清田が刑事告訴さえしなければ警察を辞めずに済んだ、自殺に見せかけるため遺体を運んだ」と供述。しかし右京と冠城は「靴はフォーマルだったのに服装がカジュアルだった」ことを気にかけ、「誰かをかばっているのかも」と考える。
- 野田が立花に「突撃」した際の映像を見せてもらい、右京と冠城は何かに気付く。
- 佐々木を勇也の墓がある寺に呼び出し「清田が死んだ当日にこの寺に来ていたこと、清田の血痕がこの近くから見つかったこと、佐々木は立花を知らないと言っていたが立花のスマホに佐々木の連絡先が登録されていて電話しようとしている場面が映っていたこと、清田の事務所にあった書類(暗号)を美沙が持っていた乱数表で解読すると帳簿とわかったがあなたの経営していた会社の決算報告書とは金額が合わない(つまり裏帳簿、とんでもない額を脱税していた)、3年前に勇也が美沙を殺したのは脱税を暴露すると脅されたからではないか、このことを清田に突き止められて脅されていたのではないか」と聞くと佐々木は「殺せとは言っていない、あの女を脅せと言っただけなのに刺してしまった、それで済むと思ったら清田はいろいろ嗅ぎ回っていて脅してきた、適当に逃げ回っていたが命日に寺に来たため殺すしかないと思って突き落として殺した、そこに立花が来て『後は自分がやる』と言った」と認める。
- 立花は「毎年勇也の命日には墓参りをしていた、清田が死んだところに遭遇して佐々木から『3年前の裁判も清田に無理やり引きずり出された、もう忘れたいのにまた蒸し返したため殺した』などと言われて(勇也の命を奪ったことをずっと悩んでいたこともあり)死体遺棄を引き受けた」と認める。右京が「3年前に射殺したとしてもそうまでして佐々木をかばう理由がピンとこない、何か隠してないか」と聞くと、立花は「3年前うそをついた、裁判では『こっちに向かってきた』と言ったがあの夜勇也は刺すのをやめてこっちを見ただけだったのに怖くて撃ってしまった、ずっとそのことを隠してきたが私が罪をかぶることで償えれば」と真相を告白。芹沢は「3年前も今回もおまえは間違っている」と怒鳴り、右京は「あなたがすべきことは真実を明らかにすること、その上で自分の罪と向き合って生きること、償うとはそういうことではないか」と語りかける。
- 野田は右京と冠城に密着したいと言い出すが右京は辞退。
キャスト
水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
鈴木杏樹:月本幸子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
田中隆三:益子桑栄
久保田龍吉:小松真琴
片桐竜次:内村完爾
小野了:中園照生
袴田吉彦:立花和樹(元警察官、犯人を射殺して辞職、芹沢と同期)
やべきょうすけ:野田啓一(ディレクター)
井上純一:佐々木茂雄
武虎:劇中番組ナレーション
古澤蓮:清田義久(清田義久法律事務所、弁護士)
高橋良平:佐々木勇也(父親が経営する不動産会社の役員)
夢野いづみ(夢野いずみ?):高田美咲(清田義久法律事務所事務員)
寺田浩子:村田美沙(学費のためキャバクラ、佐々木に刺される)
荒木誠:川島(プロデューサー)
内田恵司:高木(清田に金を貸していた男)
コーシロー:壁に落書き(清田にペンキをかける)
大塚航二朗:壁に落書き
瀬尾智美:美沙の母親
主な複数回出演者
- 袴田吉彦は小菅彬役で相棒7 第8話「レベル4~前編」、第9話「レベル4~後編・薫最後の事件」に出演。
- やべきょうすけは山口毅一役で相棒7 第19話「特命」に出演。
- 井上純一は藤井守役で相棒12 第6話「右京の腕時計」に出演。
- 古澤蓮は早見浩役で相棒8 第13話「マジック」に出演。
- 荒木誠は刑事役で相棒5 第11話「バベルの塔~史上最悪のカウントダウン!爆破予告ホテルの罠」、係官役で相棒9 第6話「暴発」、門下出版社員役で相棒12 第2話「殺人の定理」に出演。
- 瀬尾智美は河合妙子役で相棒15 第6話「嘘吐き」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
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冒頭で伊丹らが通った道 | 西新宿2丁目の道[地図] |
冒頭で伊丹らが通った道(左折した後) | 南通り(新宿)[地図] |
遺体発見現場から落書きされている付近 | 隅田川沿いの道(首都高速向島線の下、両国橋の少し上流側)[地図] |
清田義久法律事務所が入っている建物 | 株式会社 染色会館[地図] |
警視庁 野田啓一が右京らが写っている映像を内村に見せた部屋 | 川崎マリエン 第7会議室[HP] |
警視庁 廊下 | 川崎マリエン 交流棟の廊下[HP] |
捜査本部 | 東映東京撮影所 No.6ステージ 会議室AB(201)[地図] |
立花和樹が発砲した場所 | 東武東上線と新大宮バイパスが交差する場所の歩行者用のアンダーパス[地図] |
村田美沙が働いていた店 | 六本木 クラブチック[HP] |
左沢建設(立花和樹の勤務先) | 紀和建設工業(株)[HP][地図] |
芹沢と野田啓一が飲みに行った店 | 酔の助 |
佐々木茂雄の住んでいるアパート | 高商スタジオ 大泉学園アパート1(101)[HP] |
芹沢が野田啓一に注意した場所 | 東映東京撮影所 本館 外階段[地図] |
警視庁 刑事部長室 | 川崎マリエン 第6会議室[HP] |
伊丹と芹沢が落書きした男を捕まえた場所 | 舟渡水辺公園[HP][地図] |
警視庁 エレベーターホール | 川崎マリエン エレベーターホール[HP] |
佐々木勇也の墓がある寺 | 地福寺(和光市)[HP][地図] |
<撮影場所ごとのまとめ>
西新宿2丁目の道:冒頭で伊丹らが通った道
南通り(新宿):冒頭で伊丹らが通った道(左折した後)
隅田川沿いの道(首都高速向島線の下、両国橋の少し上流側):遺体発見現場から落書きされている付近
株式会社 染色会館:清田義久法律事務所が入っている建物
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(野田啓一が右京らが写っている映像を内村に見せた部屋、廊下、刑事部長室、エレベーターホール)
東映東京撮影所[当ブログの記事]:捜査本部、芹沢が野田啓一に注意した場所
東武東上線と新大宮バイパスが交差する場所の歩行者用のアンダーパス:立花和樹が発砲した場所
六本木 クラブチック[HP]:村田美沙が働いていた店
紀和建設工業(株)[HP]:左沢建設(立花和樹の勤務先)
酔の助:芹沢と野田啓一が飲みに行った店
高商スタジオ 大泉学園アパート1[HP]:佐々木茂雄の住んでいるアパート
舟渡水辺公園[HP]:伊丹と芹沢が落書きした男を捕まえた場所
地福寺(和光市)[HP]:佐々木勇也の墓がある寺
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