相棒3 第2話 「双頭の悪魔II~堕天使」

放送日:2004年10月20日

第2話
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あらすじ

公式

前法務大臣・瀬戸内(津川雅彦)自首の目的は、あえて自らが沢村補佐官を殺したと名乗り出ることで警察を動かそうとしたのだった。怒った朱雀官房長官(本田博太郎)は瀬戸内と通じている小野田(岸部一徳)を降格。唯一、右京(水谷豊)は事件の真相を解明しようと動いていたが、その右京にもいつ朱雀の魔の手が伸びるかわからない…。
首相官邸に盗聴器が仕掛けられていた、という事実を確認するため、右京は入院中の鹿手袋(西村雅彦)のもとへ。無作為に盗聴電波を拾ってはストレス解消をしていたという鹿手袋は、たまたま首相官邸の近くで朱雀官房長官の声を拾ってしまったのだという。右京は病院を出るとその足で加賀谷秘書官(佐戸井けん太)、大八木秘書官(清水明博)と会い、真偽を確認する。すると2人はオフレコと断った上で、首相官邸の首相執務室、官房長官執務室、それぞれの秘書官室などに盗聴器が仕掛けられていた事実を認めた。加賀谷らによると犯人は死んだ沢村補佐官で、彼の自殺の動機と考えられているらしい。が、それだけ盗聴器を仕掛けておきながら、なぜ完全秘密会の会議が行われる閣議室に仕掛けなかったのか?右京は疑問を抱く。
薫(寺脇康文)のもとに大河内警務部監察官が現れた。どうやら右京に解雇の危機が迫っているらしい。大河内の助言を聞いた薫は、処分が下される前になんとしても犯人を捕まえようと右京とともに行動することにする。
鹿手袋を刺した容疑者が捕まったが、鹿手袋を脅していた関西なまりの男が犯人ではないことが判明した。どうやら犯人は鹿手袋が日頃から脅されていたことを知っており、その男が疑われるように仕組んだらしい。では、なぜそうまでして鹿手袋は狙われたのか。
鹿手袋は何か重大な秘密を握っているのかもしれない。再び病院を訪れた右京らは、今では薫の同棲相手・美和子(鈴木砂羽)の恋人である鹿手袋から驚くべき事実を聞かされる。はたして彼がつかんでいたスキャンダルとは?

ネタバレあり

  • 瀬戸内が朱雀に「大人気ないまねはやめてくれ」と言うが、朱雀は「あんたの協力者はあんたと同罪、いずれあんたにもお灸を据えてやる」と返す。
  • 右京が盗聴器について鹿手袋に話を聞くと、「盗聴電波が飛び交っていてそれを聞くのがストレス解消法だが朱雀が電話で話をしている声が聞こえてきた」と説明。また、部屋に豪華な見舞いの花があるが、片山雛子の事務所から届いたという。
  • 右京は美和子に官邸の記者クラブにいる照山を紹介してもらい、盗聴器の件で大八木を突く。すると加賀谷が出てきて、「盗聴器を仕掛けたのは沢村(朱雀に追及されて認めた)、それをとがめられて自ら命を絶った、盗聴器が仕掛けられていたのは『首相執務室、首相秘書官室、官房長官執務室、官房長官秘書官室、官房副長官室、給湯室』」と説明。右京は「せっかく官邸に仕掛けるのなら閣議室に仕掛けたいと思わないか?」と疑問を口にする。
  • 朱雀は右京も飛ばすよう指示を出す。
  • 大河内が亀山に会い、「杉下右京を首にしろという圧力がかかっている、私にできるのは懲戒免職の発令を数日引き延ばすことくらい」と話す。
  • 亀山は右京に会い、「とっととケリをつければいい」と一緒に捜査することに。
  • 盗聴器のことが明るみに出て朱雀は加賀谷らを叱る。
  • 右京と亀山は大八木に会い、「本当に自殺か?」と聞くと、大八木は「加賀谷から聞いたこと以上は知らないが個人的には沢村が自殺したとは思えない」と答える。
  • 亀山は課長の海音寺に呼び出され、「官邸から亀山が終わった事件をかぎ回っているがどういうことか説明しろと電話があった」と言われるが「事件は終わっていない、官邸の陰謀で自殺とされたがこれは殺し、俺たちの仕事」と答えると、海音寺は「徹底的に調べ上げろ」と命令。
  • 鹿手袋のことを脅迫していた男を捕まえたが刺した男とは別人と判明(鹿手袋は面識はなかったが関西弁だったことから脅迫電話の男と思った)。右京は鹿手袋が盗聴によって何か危険な情報を握っていたのではないかと推理。
  • 右京が鹿手袋に「誰かがあなたの事務所に忍び込んだ際に脅迫電話のテープを聞いて利用したのではないか、忍び込んだ目的はあなたの持っている情報ではないか」と指摘すると、「雛子は朱雀の愛人、朱雀から雛子に多額の金(機密費)が流れている、雛子にはその件でアプローチをかけたことがある」と説明。
  • 右京と亀山が雛子に会って「鹿手袋を襲わせたのではないか」と揺さぶりをかけるが雛子は一笑に付す。右京らが帰った後、秘書の小松原が襲わせたことを認めると、雛子は「独り言」として「万が一あなたが警察に捕まったらあなたの一存だったとしても私はとても傷つく、あなたに警察に捕まってほしくないけど捕まらない保証はどこにもない、あなたが生きている限りずっとハラハラしなければならない」と語り掛ける。
  • 小松原はビルの屋上から飛び降りようとするが、右京と亀山が取り押さえる。
  • 小松原の取り調べをしていたが、雛子から送り届けるよう言われて伊丹らが連れて駐車場に行ったところで小松原は立番の警察官の拳銃を奪って自殺。

第1話 「双頭の悪魔」の続き。第3話 「双頭の悪魔III~悪徳の連鎖」に続く。

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キャスト

水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
木村佳乃:片山雛子
鈴木砂羽:奥寺美和子
高樹沙耶(益戸育江):宮部たまき
川原和久:伊丹憲一
大谷亮介:三浦信輔
山西惇:角田六郎
六角精児:米沢守
神保悟志:大河内春樹
山中たかシ(山中崇史):芹沢慶二
本田博太郎:朱雀武比古(内閣官房長官)
佐戸井けん太:加賀谷秀之(首相秘書官)
清水昭博:大八木邦生(首相秘書官)
中村方隆:小松原(片山雛子の秘書)
石橋祐:照山(帝都新聞)
津村和幸
渡辺杉枝
鳴海剛
志水正義:大木長十郎
真矢野靖人
久保田龍吉:小松真琴
中嶋直人
西村雅彦:鹿手袋啓介
桝谷裕
木阪佳史
八幡朋昭
江藤大我
竹中直人:海音寺菊生(麹町東署刑事課課長)
津川雅彦:瀬戸内米蔵

相棒 複数の役で出演した人(シーズン3)
「相棒に複数の役で出たことのある人」、シーズン3出演分です。第1話、第2話、第3話「双頭の悪魔」山口剛・菅原謙次(逃亡中の覚醒剤の売人)(相棒2〜警視庁ふたりだけの特命係)・鹿手袋を刺した男(相棒3第1話)研丘光男・所轄の刑事(相棒1第7話...
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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
九段下病院(鹿手袋が入院した病院) 外観~エスカレーター 昭和大学 横浜市北部病院[HP]
鹿手袋の病室 スタジオジニアス 池袋グリーンスタジオ[HP]<スタジオジニアス池袋
回想シーンで鹿手袋が盗聴をしていた場所 国会前の道[地図]
首相官邸(内部) 富士通川崎工場[地図]
照山に話を聞いた場所 ホテルカデンツァ光が丘 スカイバンケット レインボー[ロケ地情報]
亀山の住んでいるマンション 外観 港区のマンション0001
亀山が大河内と話をした場所 代々木神園町4丁目の道(東京乗馬倶楽部前)[地図]
警視庁 地下駐車場 ホテルカデンツァ光が丘 地下駐車場[HP]
海音寺から亀山に電話がかかってきた時に右京と亀山の乗った車が通っていた道 議事堂通り[地図]
麹町東署(亀山が海音寺と話をしたトイレ) (おそらく)東映東京撮影所 スタジオ21のトイレ

<撮影場所ごとのまとめ>
昭和大学 横浜市北部病院[HP]:九段下病院(鹿手袋が入院した病院) 外観~エスカレーター
スタジオジニアス 池袋グリーンスタジオ[HP]<スタジオジニアス池袋>:鹿手袋の病室
国会前の道:回想シーンで鹿手袋が盗聴をしていた場所
富士通 川崎工場:首相官邸(内部)
ホテルカデンツァ光が丘[HP]:照山に話を聞いた場所、警視庁 地下駐車場
港区のマンション0001:亀山の住んでいるマンション 外観
代々木神園町4丁目の道(東京乗馬倶楽部前):亀山が大河内と話をした場所
議事堂通り:海音寺から亀山に電話がかかってきた時に右京と亀山の乗った車が通っていた道
(おそらく)東映東京撮影所 スタジオ21のトイレ[当ブログの記事]:麹町東署(亀山が海音寺と話をしたトイレ)

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