放送日：2023年11月29日
あらすじ
公式
伝説のバンドのボーカルが不審死
事件の背景には熟しすぎた友情が!?再結成が決まった4人組ロックバンド『ディープクルー』のボーカル・矢崎（金子昇）が、路地裏で亡くなっているのが発見された。警察は、酔っぱらい同士のケンカによる傷害致死とみて、捜査を始める。と、矢崎の妻は元アイドルで、今も時々テレビに出ているタレントだが、別居して2年になり、離婚話が進んでいたと分かる。事件に興味を持った右京（水谷豊）と薫（寺脇康文）は、所属事務所を訪問。バンドメンバーや事務所の社長、マネージャーたちから話を聞く。すると、全員に確かなアリバイが無い上、気になる話も聞こえてくる。矢崎は唯我独尊の人物で、22年前の解散も、今回の再結成も、一人で勝手に決めたらしい。最近も練習をめぐってメンバーと衝突。また、女性メンバーの一人は当時、矢崎と交際していたが、一方的に捨てられらしく、顔には最近できたと思われる痣が。さらに、メンバーが昔作った曲を矢崎が盗用したという話や、事務所の社長から多額の借金をしていたという噂も。すなわち、殺害の動機は、すべての関係者にあった。
被害者を取り巻く人物全員が容疑者に
動機は金か、遺恨か、それとも…!?
栄光のステージに光と闇が交錯する！ゲスト：金子昇
ネタバレあり
- 矢崎浩輔（再結成が決まった4人組ロックバンド「ディープクルー」（DEEP CREW）ボーカル）の遺体が見つかり伊丹らが現場に到着するが、右京と亀山も首を突っ込む。
- 右京と亀山はLeggiero（矢崎浩輔の所属事務所）へ話を聞きに行き、ディープクルーメンバーの安本早苗の顔にあざがあることに気付く。また、佐光隆吾（ディープクルーメンバー）は「全員が恨んでいる、あいつは自分勝手な男、吉澤佳代（事務所社長）は5000万円ほど金を貸している、林田晃司（ディープクルーメンバー）は曲を盗まれた、安本早苗は捨てられた」などと語る。
- 沢村香音（マネジャー）に話を聞くと、矢崎浩輔は帰り際に「これから飲みに行く」と言っていたという。
- 改めて佐光隆吾と林田晃司に話を聞くと、安本早苗は前日まではあざはなかったという。
- 右京は矢崎浩輔の作詞作曲の名義が本名とKOHの2種類あることに疑問を抱く。
- 右京と亀山が矢崎浩輔が住んでいた部屋を調べ、パティスリーノクターン（ケーキ屋）で3万円分の領収書を見つける。
- 著作権管理団体に確認したところKOH名義の曲の振込先は林田晃司となっていることがわかり、林田晃司に話を聞くと「10年ほど前に頼まれた、あの印税には助けられた、矢崎浩輔は社長に5000万の借金があると言ったが社長はその何倍も矢崎浩輔からかすめとってきた」という。
- 矢崎浩輔が左耳の補聴器を使用していたことが判明。
- 安本早苗に話を聞くと「矢崎浩輔に捨てられたというのはうそ、自分が浮気して別れた後に矢崎浩輔は優実と付き合った、あざは同棲中の男に殴られたもの、矢崎浩輔は右耳が悪いはずだったが言われてみれば左耳に補聴器をしてたかも」という。
- 伊丹らは矢崎優実に話を聞くがアリバイ判明。そこで右京と亀山が話を聞くと、「右耳は完全に聞こえなくなっていた、それからは左耳を頼りにだましだまし、それを知っていたのは私だけだと思う」という。
- 右京と亀山は「ミュージシャンが聴覚を失うとは怖かっただろう、左耳も聞こえなくなるかもという不安の中で思い立ったのがバンドの再結成、ライブの開催を急いだのもそのせいだろう」と話をする。
- 右京と亀山はLeggieroへ行って話をする。沢村香音は矢崎浩輔が帰る際に話をしたと言っていたが矢崎浩輔の右側から声を掛けたので聞こえなかったはずでうそだと指摘。沢村香音は「ディープクルーに憧れて事務所に入って矢崎浩輔のマネジャーになったがずっと雑用みたいな扱いをされて切れた、声を掛けるが矢崎浩輔には聞こえず無視されたと思って口論になり突き飛ばしたら矢崎浩輔は転倒して死んだ」と認める。しかし翌日が沢村香音の誕生日で、右京は「矢崎浩輔が洋菓子店に特大のバースデーケーキを予約していてこのカードと一緒に届くはずだった」とカード（感謝の言葉がつづられたもの）を渡すと沢村香音は泣き崩れる。
感想／気になる点など
- 捜査一課長スペシャル、特捜9、刑事7人で見たロケ地がよく出てきたというか、去年から相棒でもあの周辺（福富町）でのロケが多い気がする。「東映御用達」とでもいうか。僕が東映作品ばかり見ているからそう感じるだけで、他のドラマで頻繁に登場するのだろうか。
- 滝晃太朗さん、検索したらドンブラザーズでヒトツ鬼に変身した雉野の上司。「顔を見て気付かないなんて」と思ったら、顔は映ってなかった。けど、後頭部だけだけどせりふも多いしおそらく沢村香音にいろいろ言ったスタッフ。
- 撮影協力にあった「シティコミュニケーション」は「シティコミュニケーションズ」の間違いだろうな。
キャスト
水谷豊：杉下右京
寺脇康文：亀山薫
川原和久：伊丹憲一
山中崇史：芹沢慶二
山西惇：角田六郎
田中隆三：益子桑栄
篠原ゆき子：出雲麗音
金子昇：矢崎浩輔（ミュージシャン、ディープクルーというバンドのボーカルをしていて20年ほど前に解散し最近再結成する予定だったが遺体で見つかる）
川野直輝：佐光隆吾（ディープクルーメンバー（ドラム、ひげ））
細野今日子：安本早苗（ディープクルーメンバー（ベース、女性））
江頭勇哉：林田晃司（ディープクルーメンバー（ギター、眼鏡））
木村葉月：沢村香音（Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）スタッフ、ディープクルーのマネジャー）
中原翔子：吉澤佳代（Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）社長）
加賀美早紀：矢崎優実（浩輔の妻、元アイドルで旧姓白河）
ラブ守永：矢崎浩輔に質問した記者
久保雄司：安本早苗と同棲している男
浅野夏実：Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）前から中継をしていたレポーター
滝晃太朗：沢村香音に「マネジャーでもなんでもないんじゃねえの？」などと言ったスタッフ
主な複数回出演者
- 川野直輝は川北誠也役で相棒10 第2話 「逃げ水」、遠藤亮（里実の夫）役で相棒14 第18話 「神隠しの山」、第19話 「神隠しの山の始末」に出演。
- 細野今日子は看護師役で相棒11 第5話 「ID」に出演。
ロケ地
| 劇中の場所 | 撮影場所 |
|---|---|
| Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）内のスタジオ | ミューズ音楽院 1号館 103スタジオ[HP] |
| 矢崎浩輔の遺体発見場所 | 長者町9丁目の道[地図] |
| 警視庁 伊丹らが矢崎優実に話を聞いた部屋 | 川崎マリエン 研修室[HP] |
| 警視庁 矢崎優実が電話しながら高笑いしていた場所（右京と亀山が矢崎優実に話を聞いた場所） | 川崎マリエン ホール[HP] |
| Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所） | ヘルメスビル[地図] |
| ディープクルーがPVを撮った屋上 | ニューシティ21ビル 屋上[地図] |
| 右京と亀山がディープクルーメンバー3人に声を掛けた場所 | 吉田町3丁目の道[地図] |
| 右京と亀山が佐光隆吾と林田晃司に話を聞いた場所 | 福富町西公園[地図] |
| 右京と亀山が車を止めていた駐車場 | 平山駐車場（福富町）[地図] |
| 矢崎優実の住んでいるマンション 外観 | 川崎市のマンション2207 |
| 林田晃司が講師をしている専門学校 | ミューズ音楽院 3号館[HP] |
| 警視庁 廊下 | 川崎マリエン 交流棟の廊下[HP] |
| 沢村香音が矢崎浩輔を追って歩いた道 | 長者町9丁目の道（ニューシティ21ビル前）[地図] |
＜撮影場所ごとのまとめ＞
ミューズ音楽院[HP]：Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）内のスタジオ、林田晃司が講師をしている専門学校
長者町9丁目の道：矢崎浩輔の遺体発見場所、沢村香音が矢崎浩輔を追って歩いた道
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]：警視庁（伊丹らが矢崎優実に話を聞いた部屋、矢崎優実が電話しながら高笑いしていた場所（右京と亀山が矢崎優実に話を聞いた場所）、廊下）
ヘルメスビル：Leggiero（矢崎浩輔の所属事務所）
ニューシティ21ビル（屋上）[当ブログの記事]：ディープクルーがPVを撮った屋上
吉田町3丁目の道：右京と亀山がディープクルーメンバー3人に声を掛けた場所
福富町西公園：右京と亀山が佐光隆吾と林田晃司に話を聞いた場所
平山駐車場（福富町）[当ブログの記事]：右京と亀山が車を止めていた駐車場
川崎市のマンション2207：矢崎優実の住んでいるマンション 外観
コメント