放送日:2024年12月18日
あらすじ
公式
薫が刺されて殉職の危機…!?
手掛かりは失明した女性の瞳に視覚障害のある女性・藍里(森マリア)の伴走者を務めていた薫(寺脇康文)が、ランニング中に刺された。薫に恨みを持つ者の犯行と思われたが、手掛かりは皆無。そこに、藍里と同じ生花店で働く、野瀬(レイニ)という男性が駆けつけてくる。野瀬は、藍里の伴走者を務めることが多いらしく、単なる同僚以上に親しげな様子。捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、藍里が視覚を失った経緯を知る。2年前、藍里は偶然、強盗殺人の現場に居合わせ、犯人と揉み合いになった弾みで階段から転落。失明してしまったという。事件は未解決で、右京は薫が刺された今回の一件との繋がりを疑っていた。藍里が手術を受け、近日中に視力を取り戻す可能性が高いことも、その推理に信憑性を持たせていた。さらに捜査を進めると、2年前の強盗殺人が、区役所の巨額横領事件と絡んでいることが分かる。
視覚障害の女性が“目撃”した犯人の正体は?
2年前の未解決事件には驚くべき闇が…
右京の推理が隠された真相に光を当てる!ゲスト:森マリア レイニ
ネタバレあり
- 亀山と三郷藍里が走っている際に何者かに襲われ、亀山が刺される(藍里は目が見えず、亀山は伴走倶楽部に入って伴走するボランティアをしている)。
- 右京は病院へ行き、亀山と藍里に話を聞く。藍里は「犯人からマニキュアの除光液の匂いがした、犯人の狙いは本当に亀山だったのか」と口にする。そこへ野瀬匠(藍里の同僚)が来て、藍里を連れて帰る。
- 右京と亀山はフラワーナイン(藍里が働く花屋)へ行って藍里について店長に話を聞くと「あの事件のこと」と言う。「あの事件」とは2年前に起きた「墨川区専業主婦撲殺強盗被疑事件」のことで、藍里は唯一の目撃者で悲鳴が聞こえた家に駆け付けたところ犯人と鉢合わせとなり両目に傷を負い失明。未解決。
- 藍里に話を聞くと2日後に手術を受ける予定で、成功すれば目が見えるようになり、それで犯人に狙われたのではないかと考えたという。手術のことを知っているのは職場の人と伴走倶楽部のメンバー。また、部屋には服部道彦という人物からの現金書留の封筒があり、「命の恩人」だという。
- 尾澤勝臣に話を聞く。2年前の事件当日、勝臣が勤務する墨川区役所の課長が自殺しており旅行に行く予定だったがキャンセルして対応した、横領は課長の犯行と裏が取れたが2億8000万円のうち5000万円は行方不明。また、当時「税金泥棒」などと落書きされて壁を塗り直してもらったという。
- 右京は「マニキュアの除光液の匂いは塗装に使うものと似ている」ということで塗装に関わる人物を疑い塗装業者へ行くと、木浪という男が担当したという。
- 木浪の家へ行くと反応はなく、携帯に電話をすると着信音がするものの反応がないため室内に入ると木浪の遺体やナイフを発見。練炭による一酸化炭素中毒とみられるが、首の後ろにやけどの跡がありスタンガンによって意識を奪い自殺を装い殺されたと右京は考える。
- 2年前の犯人の遺留品と木浪のDNAが一致。ナイフの刃から亀山の血液も検出。
- 木浪の部屋から押収したボストンバッグの中にあった札の帯封から勝臣の指紋が検出され、伊丹らは勝臣を取り調べ。すると「課長の仕業に見せ掛けて5000万円を横領したが木浪を殺してはいない」と供述。
- 右京は「木浪は亀山のことを野瀬と思って襲ったのではないか」と推理(木浪のスマホから野瀬と藍里の隠し撮り写真も発見)。
- 藍里は右京と亀山に「声がそっくりだし腕の感触が似ているため野瀬が服部だと思う」と言う。
- 野瀬に藍里を助けた理由などを聞くと、「許せなかった、藍里を助ける少し前に妹を亡くしたが少しでも長く生きたいと思っていたのに生きられなかった、それなのに藍里は自殺しようとした、その後も支えているのはなんとなく、妹が入院していたのは聖洋病院」と答える。
- セブン塗装で木浪が仕事で聖洋病院に行っていたことを確認。
- 野瀬の妹は心臓病で海外での移植に頼るしかなく、高額の費用が必要だったことが判明。また、2年前の事件で藍里をつかんだのは右手であり左利きの木浪ではないと右京は考える。
- 右京と亀山は野瀬に「木浪が狙ったのはやはりあなた、あなたは2年前の木浪の共犯者」などと指摘。野瀬は「妹の手術に金が必要だった、金は約束通り受け取ったが妹は亡くなった、納骨後に自首するつもりだったが藍里が失明したことを知って様子を見に行ったら自殺しようとしているのを見て目が見えるようになるまで支えようと思った」などと認める。
- 「犯人は1人だった」と証言していた坪倉(尾澤宅の隣人)が木浪が殺された日にスタンガンと練炭コンロを購入したことも判明し、伊丹らが問い詰めると「あんな男は殺されて当然」などと認める。
- 藍里の手術は成功し、野瀬が顔を見せると藍里は「この人が犯人」と指摘。それを聞いて野瀬は「よかった」と泣く。藍里は声で野瀬と気付き、「なんで」と繰り返す。
- 後日、藍里が「憎もうとしたけど駄目だった」と言うと、亀山は「無理に憎まなくてもいいんじゃないか」、右京は「受け取ったものを全て否定しなくてもいいと思う」と声を掛ける。
感想/気になる点など
- セブン塗装は撮影所っぽいけど確証得られず。三郷藍里と母親の写真を撮った場所も。無念。
キャスト
水谷豊:杉下右京
寺脇康文:亀山薫
森口瑤子:小出茉梨
鈴木砂羽:亀山美和子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史:芹沢慶二
山西惇:角田六郎
田中隆三:益子桑栄
篠原ゆき子:出雲麗音
松嶋亮太:土師太
森マリア:三郷藍里(フラワーナイン アルバイト、2年前の事件で犯人と遭遇し失明)
レイニ:野瀬匠(フラワーナイン、三郷藍里の同僚)
ドロンズ石本:井手口精一(フラワーナイン 店長)
有福正志:坪倉善孝(尾澤宅の隣人)
まいど豊:尾澤勝臣(和歌子の夫)
藤井アキト:木浪凌大(セブン塗装 職人)
山﨑千惠子:尾澤和歌子
J.K.Goodman:園田典彦(セブン塗装)
安陪恭加:三郷藍里が手術を受けた病院の看護師
主な複数回出演者
- 有福正志は柳文治(滝沢署 副署長)役で相棒1 第4話 「下着泥棒と生きていた死体」、長澤浩一(撮影)役で相棒7 第16話 「髪を切られた女」に出演。
- まいど豊は山口(元赤坂署 刑事)役で相棒10 第6話 「ラスト・ソング」、大久保弘明(岩倉の弁護士)役で相棒13 第5話 「最期の告白」、新島敏夫(カジハラロジスティクス 社長秘書)役で相棒20 第8話 「操り人形」に出演。
- J.K.Goodmanは田淵(七ツ金不動産)役で相棒20 第15話 「食わせもの」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
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亀山と三郷藍里が襲われた公園(冒頭で走っていた場所) | 川越公園[HP][地図] |
亀山と三郷藍里が襲われた公園(3時の方向へ曲がった場所) | 川越公園[HP][地図] |
亀山と三郷藍里が襲われた公園(亀山と三郷藍里が襲われた場所) | 川越公園[HP][地図] |
亀山が搬送された病院 | 平塚市民病院[HP] |
フラワーナイン(三郷藍里が働く花屋) | フローリスト 赤キ屋[HP] |
三郷藍里の住んでいるアパート | 府中市のアパート2308 |
三郷藍里が自殺しようとした踏切 | 幡ヶ谷3号踏切[地図] |
亀山と三郷藍里が襲われた公園(野瀬匠について三郷藍里に話を聞いた場所) | 川越公園[HP][地図] |
三郷藍里が手術を受けた病院 | 平塚市民病院[HP] |
聖洋病院(野瀬匠と木浪凌大が話をした場所) | 平塚市民病院[HP][地図] |
亀山と三郷藍里が襲われた公園(野瀬匠と木浪凌大が話をした場所) | 川越公園[HP] |
亀山と三郷藍里が襲われた公園(ラストで話をした場所) | 川越公園[HP][地図] |
<撮影場所ごとのまとめ>
川越公園[HP]:亀山と三郷藍里が襲われた公園
平塚市民病院[HP]:亀山が搬送された病院、三郷藍里が手術を受けた病院、聖洋病院(野瀬匠と木浪凌大が話をした場所)
フローリスト 赤キ屋[HP]:フラワーナイン(三郷藍里が働く花屋)
府中市のアパート2308:三郷藍里の住んでいるアパート
幡ヶ谷3号踏切:三郷藍里が自殺しようとした踏切
見逃し配信(無料)
視聴期限:2025年1月1日 21:00まで
次回予告
2025年1月1日(水)よる9:00~11:15
元日スペシャル
第9話「最後の一日」
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