放送日：2010年11月17日
あらすじ
公式
世界を放浪していた立松という男がホテルの非常階段から転落死した。立松の祖母は15年前に殺害されており、時効撤廃がなければ2、3日後には時効が成立していた。海外にいた立松は時効撤廃を知らずに、時効に合わせて帰国した可能性もある。右京（水谷豊）と尊（及川光博）はいまだに事件を捜査している総務課の猪瀬（螢雪次朗）から話を聞く。が、鑑識係の丸山（新井康弘）ともども歯切れが悪い。その後、特命係にやってきた猪瀬は、立松から時効について聞かれたことを明らかにする。事件を執拗に追い続けた猪瀬は苦い過去を抱えているらしい…。その過去とは？立松の狙いは？右京と尊が15年前から転落死へと絡み合う謎をひも解いていく。
ネタバレあり
- 立松転落死。所轄の入谷署は事故で処理。
- 右京と神戸は中園に命じられて鑑識倉庫（証拠品）の整理をしていたが、立松の祖母が15年前に殺されていることなどを米沢から聞いて調べ始める。
- 入谷署に行って15年前に殺された立松の祖母の事件の資料を見せてもらい、今も調べているという猪瀬に話を聞く。
- 立松の携帯の履歴に残っていた細野に話を聞く（すぐ返せると言うので5万円貸した）。
- 立松は15年前の事件で証拠として押収された506万円が目当てだったのではないかと思って証拠品の点検をすると現金は10数万しか残っていないことが判明。
- 猪瀬を呼び出し、現場に残っていた傷から検出された銀と成分を比較すれば猪瀬の持っている時計による傷かわかること、証拠の現金が減っていることを告げて立松を殺したことを認めさせる（地上で締め落とし、非常階段で上まで上がってから落とした）。さらに、細野が持っていた指輪が立松の祖母が盗まれたものだったことから立松が15年前の犯人だったことを指摘（猪瀬も立松が犯人と気付き殺した）。
- 右京と神戸は鑑識倉庫の整理に戻る。
感想／気になる点など
- 15年前の調書で、上田庄之助の年齢が60歳と記載されていて、誕生日を見ると昭和5年（1930年）。事件は15年前だから1995年で、当時60歳なら生まれた年は1935年（昭和10年）じゃないと駄目でしょ。
- 町内会の旅行は平成7年11月7日。どうしてわざわざ火曜日に？ 退職者中心だったの？ でも、上田庄之助は契約社員だけど？
- 携帯の着信履歴はどうして消えてたの？ 猪瀬が消すシーンはなかったけど？
- 鑑識のホワイトボードには「死亡2日前に帰国」「死亡推定時刻11月3日午後10時～」「遺体発見11月4日午後11時14分」とある。1日以上見つからないものなの？と思うけど、いろいろ総合すると4日の間違い？ だとしても、「最後の着信が3日」というのも残るけど。 ※追記 死亡推定時刻は「十一月五日」、すなわち遺体発見よりも後の日付が書いてある。
- 5日、星川は「昨日転落事故で死んだ人」と言う → 死んだのは4日
- 5日、猪瀬が「一昨日の夜、立松に会った」と言うと、神戸は「転落死した前の日」と言う → 死んだのは4日
- 5日、丸山は猪瀬に「その被害者が昨日転落事故で死んだらしい」と告げる → 死んだのは4日
- 6日、細野が「立松が日本に着いてすぐ」と言うと右京は「4日前」と言う → 「死亡2日前に帰国」と合わせると、死んだのは4日
- 立松の着信履歴、最後の着信（公衆電話）は3日17時42分。
- 神戸が「彼（立松）に会った翌日、公衆電話で呼び出した」と言うと、猪瀬は「おっしゃるとおり」と認める → 死んだのは3日
- 猪瀬が「立松と15年ぶりに会ったあの夜」と事件の日のことを語り出すけど、15年ぶりに会ったのはその前日で、その時に連絡先を聞いて、翌日に呼び出して会ったんでしょ？ ※追記 立松が通報について話したのは「立松と15年ぶりに会ったあの夜」で合ってました。
キャスト
水谷豊：杉下右京
及川光博：神戸尊
川原和久：伊丹憲一
大谷亮介：三浦信輔
山中崇史（山中たかシ）：芹沢慶二
山西惇：角田六郎
六角精児：米沢守
小野了：中園照生
志水正義：大木長十郎
久保田龍吉：小松真琴
螢雪次朗：猪瀬洋三（入谷署）
新井康弘：丸山渡（入谷署鑑識係長）
柳憂怜：星川智明（入谷署刑事）
山田吾一：上田庄之助（立松スミと同じ町内会）
崔哲浩：立松雄吾
累央：細野哲臣（立松の友人）
仲野元子：立松スミ（雄吾の祖母）
森田幸男：入谷署刑事
主な複数回出演者
ロケ地
| 劇中の場所 | 撮影場所 |
|---|---|
| サングリーンホテル | 東映東京撮影所 Gスタジオ[地図] |
| 警視庁 中園が整理を命じた部屋 | 東映東京撮影所 No.6ステージ 会議室AB（201）[地図] |
| 立松スミ宅 | プラネアール 江古田1スタジオ[HP] |
| 入谷署（外観のみ？） | 府中市役所[地図] |
| 15年前の立松雄吾の家 | プラネアール 善福寺スタジオ[HP] |
| 特命係に来た猪瀬洋三と話をした場所 | 国会前庭[HP][地図] |
| 猪瀬洋三と立松雄吾が歩いた道 | 関越自動車道をくぐる道（北大泉くれはし公園付近）[地図] |
| 細野哲臣の住んでいるマンション | プラネアール 東大泉4Fスタジオ（402）[HP]＜プラネアール東大泉スタジオ＞ |
| 猪瀬洋三と立松雄吾が話をした公園 | 北大泉くれはし公園[地図] |
| サングリーンホテル 屋上 | 東映東京撮影所 Gスタジオ 屋上[地図] |
| 猪瀬洋三が立松雄吾に襲いかかった場所 | 東映東京撮影所 No.5ステージと技術館の間[地図] |
| ラストで右京と神戸が歩いた橋 | 光が丘公園 ふたご橋[地図] |
＜撮影場所ごとのまとめ＞
東映東京撮影所[当ブログの記事]：警視庁（中園が整理を命じた部屋）、サングリーンホテル、猪瀬洋三が立松雄吾に襲いかかった場所
プラネアール 江古田1スタジオ[HP]：立松スミ宅
府中市役所：入谷署（外観のみ？）
プラネアール 善福寺スタジオ[HP]：15年前の立松雄吾の家
衆議院憲政記念館（国会前庭）[HP][当ブログの記事]：特命係に来た猪瀬洋三と話をした場所
関越自動車道をくぐる道（北大泉くれはし公園付近）：猪瀬洋三と立松雄吾が歩いた道
プラネアール 東大泉4Fスタジオ[HP]＜プラネアール東大泉スタジオ＞：細野哲臣の住んでいるマンション
北大泉くれはし公園：猪瀬洋三と立松雄吾が話をした公園
光が丘公園（ふたご橋）：ラストで右京と神戸が歩いた橋
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