「接触8割減」が必要とされていますが、その「接触」の定義についての西村教授の提案。
今回のコロナの対策に限った新たな目安として、
「一人の人が相手と1m以内の距離で2〜3往復の会話をしたら、1接触と数える」
「一人の人が相手と握手をしたら、1接触と数える」
と考えてみることを提案します。相手との距離については、ほとんどの飛沫が落下し、相手に届かない距離として1mの距離が必要です。徹底して相手に飛沫が届かないようにするには2mの距離が必要となります。
つまり、相手との距離が2m空いているか、近くであっても
「おはようございます」
「おはようございます」
だけだったら、「1接触」には数えません。でも、相手との距離が1メートル以内で、2〜3往復以上の会話を続けていれば、「1接触」と数えます。
時間で区切ってみるという考え方もあります。時間にして30分以上となれば、これは「1接触」を超えてしまうと考えてみましょう。また、仕事や友人関係で握手をするような身体的接触も「1接触」と数えます。握手以上の身体的接触は、「1接触」を超えるとお考えください。
これだと、電車でも長い時間一緒に乗っていたら「接触」とカウントする感じですね。
オフィスでデスクワークをしてても「接触」。
そうするとやっぱり、リモートで、となりますね。
これを野球観戦で考えてみると。
- 座席は1つおきにして隣の人との距離を開けるようにする
- 応援しない(応援歌を歌わないなど)、点が入ってもハイタッチなどしない、大声を出さない
- 拍手、手拍子はOK?
客を入れるとして、こんな条件になるのでしょうか。
でも、シーズンシートはもちろん、カープやタイガースはすでに全試合チケットを売っているので「座席は1つおき」をどう実現するか、という問題もありますよね。
あと、球場では「3密」にならないようにしても、大勢の人が集まると必然的にその前後に「3密」の状況が生まれてしまうので、それを考えると今年は厳しいのかな……という気も。
握手会は、「1メートル以内で、2〜3往復以上の会話」もあるし「握手」もありますが、これを「アクリル板越しで接触なし」という形にすればファンとメンバーの接触はなくなるでしょうが、レーン(ファンの待機列)をどうにもできないと思うので、これもやっぱり厳しいのかな。
劇場公演は、ライブハウスでクラスターが発生したので、こちらも慎重にならざるを得ないでしょうね。
うーん、どこも大変だな……
コメント