放送日:2018年11月14日
あらすじ
公式
偶然知り合った天文学者は狡猾な殺人者!?
“完全犯罪の方程式”が導く殺意の行方は!?証拠品の捜索のため夜の神社にやってきた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、不審な行動をしている男(木村了)と遭遇する。慌ててその場を立ち去った男の状況から、右京は、彼が完全犯罪で誰かを殺害しようと動いている可能性に気付く。調べると、男は星野という優秀な天体物理学者で、イギリスの研究チームにスカウトされていて、プライベートでも結婚を控えていることが判明。幸せの絶頂にいるはずの彼がなぜ、誰を殺そうとしているのか…。さらに捜査を進めると、星野は物理研究部に所属していた高校時代、同級生の少女が亡くなった爆発事故に関与していたという証言がもたらされ…。
完全犯罪を目論む天才的な天文学者と右京が知恵比べ
16年前に起きた悲劇的な爆発事故との関係は…!?
特命係が時を超えて絡み合った哀しい真実をひも解く!
ネタバレあり
- 神社でコンタクトレンズを探していたところで怪しげな男(星野)を見掛け、右京は彼が完全犯罪で誰かを殺害しようと動いていることに気付いて調べる。
- 星野、若月(高校時代、星野と同じ物理研究部に在籍)に金を要求されて新町第2ビルの屋上に呼び出す。そして星野第3ビルで感電死させる仕掛けを作って待ち構えるも若月は第2ビルに行っていて代わりに右京、冠城が現れて話をする。
- 高校時代、南雲(物理研究部部長)が死ぬ爆発事故があり、その17回忌の集まりで若月が星野に「南雲が死んだのはおまえのせいだ」と言っていたことがわかる。
- 星野が恵美(婚約者)の両親と会っているところに若月が現れて「南雲を殺したとバラしてもいいのか」と脅迫して金を要求。星野、若月を指定した場所に来るよう要求。
- 星野が呼び出した場所で若月死亡。
- 右京、南雲の遺品を見せてもらう。
- 星野が高校の実験室で服毒自殺をしようとしているところを冠城が止める。
- 三田(当時の物理研究部顧問)を呼び出し、当時南雲(物理研究部部長)と付き合っていて、爆発事故は若月のせい(南雲は事故の数日前塩酸を別の棚に移したが取り違えが起きたため、三田は一緒に実験をしていた星野か若月のせいだと思い2人に「HCl、H2SO4 間違えたのはお前だ」という手紙を送ったが若月は自分にも同じ手紙が届いていたのにそれは伏せて星野を脅すのを見て若月が取り違えたと確信した)だと知って殺したのではないかと問い詰めて認めさせる(星野は若月が転落するよう仕掛けをしていたが実際は三田が若月を突き落とした)。
感想/気になる点など
- 16年前に「図書館に来ていた」というのを覚えているものか?
キャスト
水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
鈴木杏樹:月本幸子
川原和久:伊丹憲一
山中崇史(山中たかシ):芹沢慶二
山西惇:角田六郎
浅利陽介:青木年男
田中隆三:益子桑栄
久保田龍吉:小松真琴
木村了:星野亮(大山天文台天体物理学研究室、天文学者)
梶原ひかり:白川恵美(大山天文台天体物理学研究室助手、星野の婚約者)
松田洋治:三田真一(開英高校校長)
安部賢一:若月雄也(高校時代物理研究部に在籍)
寺部智英:牧野宗男(開英高校教諭、高校時代物理研究部に在籍、星野の1年後輩)
池浪玄八:恵美の父
中田優子:南雲千佳の母
宮下貴浩:神社で人違いで殺されそうになった人?
里佳津乃:南雲千佳(物理研究部部長)
新倉緋沙子:恵美の母
主な複数回出演者
- 梶原ひかりは長尾恭子役で相棒11 第9話「森の中」、第10話「猛き祈り」に出演。
- 松田洋治は中島弘昭(バス運転手)役で相棒8 第8話「消えた乗客」に出演。
- 安部賢一はメトロポリタンリサーチ(探偵社)社員役で相棒10 第11話「名探偵再登場」に出演。
- 寺部智英は浪岡譲役で相棒9 第9話「サイドスト-リー」に出演。
ロケ地
劇中の場所 | 撮影場所 |
---|---|
警視庁 廊下 | 川崎マリエン 交流棟の廊下[HP] |
大山天文台 | 月光天文台[HP] |
若月雄也がパチンコしていた店 | パーラーニューグランド貫井店[HP] |
新橋第三ビルの屋上(星野亮が待っていた場所) | 横浜ベイホール 屋上[HP][地図] |
新橋第二ビルの屋上(若月雄也が現れた場所) | 横浜ベイホール 屋上[HP][地図] |
開英高校 | 田園調布学園大学[HP] |
十七回忌の集まりが行われた店 | 下関春帆楼 東京店[HP] |
若月雄也が殺された場所 | 吉祥寺東急REIホテル[HP][地図] |
南雲宅 | プラネアール 江古田1スタジオ[HP] |
星野亮がいるのではないかと冠城が探した場所 | 囲桃園跨線橋[地図] |
事件解決後に星野亮と白川恵美が会った場所 | 竹芝ふ頭[地図] |
<撮影場所ごとのまとめ>
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(廊下)
月光天文台[HP]:大山天文台
パーラーニューグランド貫井店[HP]:若月雄也がパチンコしていた店
横浜ベイホール(屋上)[HP]:新橋第二ビル、第三ビルの屋上
田園調布学園大学[HP]:開英高校
下関春帆楼 東京店[HP]:十七回忌の集まりが行われた店
吉祥寺東急REIホテル[HP]:若月雄也が殺された場所
プラネアール 江古田1スタジオ[HP]:南雲宅
囲桃園跨線橋:星野亮がいるのではないかと冠城が探した場所
竹芝ふ頭:事件解決後に星野亮と白川恵美が会った場所
コメント
結局、星野は昔の爆発事件を自分のせいだと思っていた(様に仕組まれていた)。
それが謎です。
放映内容からは星野または若月が塩酸と硫酸を取り違えた。その場面がありません。
動機としてはアリですが、実験ノートからは誰が取り違えたのか判断できません。
ですので、ミステリーとしてはナシです。
杉山泰央さん
コメントありがとうございます。
おそらく同窓会で三田が「事故の直前に南雲が塩酸を移動させており間違えるはずはない」という話をしたと思われます。
そして、若月が責めてくるということは若月のせいでもなく、星野は自分が間違えたのではないと確信することができず、消去法で自分のせいだと思ったのではないかと。
星野はいろいろと「計算違い」というか凡ミスが多いようなので、それもあり得ると自分で納得してしまった、というか。
また、実験ノートからは誰が取り違えたのか判断できないため、三田は星野と若月の両方に同じ内容の手紙を送り、結局若月に聞いたら素直に認めたという流れで、それだけ見れば「ミステリーとしてはナシ」でしょうね。
ただ、この話はそれに端を発して脅迫された星野が若月を殺そうとして何度か失敗した末に若月が死に、星野は自分が殺したと思っていたが実は殺したのは三田で、実験ノートからは誰が原因かは判断できないがそれらのことから若月が原因だろう、というものなので、全体を見て評価してあげないとかわいそうかなと思います。