シーズン19が始まるに当たり、いろいろインタビューを受けたようですが、これは朝日新聞に掲載されたもの。
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水谷豊、「相棒」20年 「正義通す右京に共感します」:朝日新聞デジタル
ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)は、今年でスタートから20年。14日夜9時からは、「相棒season19」の放送が始まります。水谷豊さんは主役の「警視庁特命係係長・杉下右京」を演じてきました。変わり者…
変わり者だけど頭脳明晰(めいせき)。権力機構の上層部におもねらず、「真実追求」と「人命尊重」の自らの信念を貫き、事件を解決する右京は社会で忖度(そんたく)が極まっている今、存在感を増しています。
「真実追求」って杉下右京の「信念」なんですかね?
例えば相棒19 第1話「プレゼンス」では、角田から行くなと釘を刺されたにもかかわらず「貴重な手掛かりが得られるかもしれないとなって、いてもたってもいられず、つい」話を聞きに行ってしまった。
こういう右京の姿を見ていると「真実追求」は信念ではなく個人的興味としか思えませんが。
そして、記事の見出しにある「正義通す右京に共感します」という言葉。
ここで気になるのは「杉下右京にとっての正義とは何なのか」ということ。
相棒12 第19話 「プロテクト」で「仮にも権力者たる者が私情によって法律を蔑ろにするということに僕はいかなる事態であっても賛同することはできません。たとえそれが、どんなに美しく気高い私情だったとしてもです」と言ったように、「法律を破ってはいけない」というのが強く感じられるところですが(微罪であれば注意で済ませたりしますが)、だとしたら右京による違法行為はどう思っているのか、それは「正義」に反しないのか、すごく気になります。
相棒15 第8話「100%の女」では「法を破って正義を全うできるとは思えません」とも言っていたわけですが。
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