「医療クラスタ」の発言の疑問点 その2(主に 手を洗う救急医Taka(木下喬弘)氏)

先日「医療クラスタ」の発言の疑問点という記事を書きましたが、今日は主に 手を洗う救急医Taka(木下喬弘)氏(以下、Taka氏)の発言について見ていきたいと思います。

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濃厚接触者(無症状)にPCR検査をする必要はない?

岩田氏の「濃厚接触者(無症状)はPCR検査で陽性でも対応は同じ(自宅待機)だからPCR検査をする必要はない」という発言に同意していますが、そうなのでしょうか?
濃厚接触者(無症状)が自宅待機になった段階ですでに接触からの日数が経っていたら、その人の濃厚接触者の対応もしなければならないのではないでしょうか?
また、自宅待機になった濃厚接触者の同居家族は、濃厚接触者が感染していた場合は感染を避けるのは難しいと思いますが、無症状のままだったらその人たちも野放しになるのでは?
本来なら「芋づる式」で出てくるのに、それを短く切ってしまう結果になるのではないでしょうか?
まあ、もう濃厚接触者の追跡を諦めたところもあるようなので、ここをあまり深く突っ込んでも、という気もしますが。

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Taka氏が「PCR検査を拡充すべきという意見に対象やフローを明確にしないと意味がないと指摘し」ていた?

Taka氏は「PCR検査を拡充すべきという意見に対象やフローを明確にしないと意味がないと指摘し」ていたと言うのですが、どのあたりのことですかね?

過去に「特異度が99%では有病率(事前確率)が低いと陽性的中率が低い」と言っていましたが、それが「対象を明確にする」ということなのでしょうか?
だとしたら、「特異度が99%」というのが間違いである可能性が高いので、それを批判されるのは仕方ないのでは? その後撤回したのなら別ですが、最近のツイートでも「事前確率が低い場合の検査の問題点は偽陽性と費用対効果」と言っているので撤回はしていないのだろうと思うのですが。

「フローを明確にする」は「検査で陽性となったらこうして陰性となったらああする」みたいなことですかね? だとしたら、それはキャパも考えて行政が対処すべきことでは?
基本的には「陽性なら入院、ホテルor自宅療養」、「濃厚接触者で陰性なら自宅待機」なのでしょう。
「濃厚接触者じゃなくて無症状で陰性」の場合にどうするかですが、現在はそこに対する検査は病院や保健所では行われていないので、特に対応なしでやむを得ないのでは?
「濃厚接触者じゃなくて無症状」の中から陽性者を市中から排除することで実効再生算数を下げることができると思うのですが、それに対して医療クラスタは「(偽)陰性者が結果を信じて感染リスクの高い行動をして感染が拡大する」という論を展開します。でも、それを言ったら「無症状であることから感染していないと信じて感染リスクの高い行動をする」と言うこともでき、その結果が今の状況だと思うのですが。
ですが、中国みたいに「都市封鎖」ぐらいできないと、検査をしても、と思うこともあります。

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まとめ

Taka氏の考える「落ち度」とは何でしょう?
「一部の発言を切り取り、年単位でスクショを晒され続けるのはもはや暴力」という主張ですが、一部の発言を切り取っただけとは思えず、その論を撤回していないのであれば、批判は受けてしかるべきではないかと思います。
「批判」を「暴力」と感じるようなら、SNSから離れた方が賢明かと。

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