以前「PCR検査抑制派」で思い浮かべるイメージでも少し書いた、「(偽)陰性者がリスクの高い行動を取るから問題」という主張。
改めてそういう主張を見掛けたので記事にします。
そもそもの発端は、クルーズ船の乗客から新型コロナウイルスの陽性者が出た、というニュース。
客船を運航する郵船クルーズ株式会社によりますと、この乗客は出港の1週間前にPCR検査を受けていて、その結果は陰性でした。しかし、29日乗船時に再度PCR検査を行ったところ、その結果が30日出て、陽性と判明したということです。
それに対して、
【速報】豪華客船「飛鳥2」に感染者 横浜港に緊急寄港へ|TBS NEWS https://t.co/T5bBvys69j
小なるは俺とかを「検査抑制派」とか呼ぶ人たちが、大なるは立民や共産の党首サマ達が一年以上経っても理解出来ない、「検査は無差別にやっても油断を誘うだけで有害」という事を示す事例がまた一つ。
— オタ小児科医 (@otapediatrician) April 30, 2021
「検査は無差別にやっても油断を誘うだけで有害」という事を示す事例
だそうですが。
検査で陽性となったらきちんと対応をするなら、「油断を誘うだけで有害」ということはないと思いますが。
大規模な検査を行い、陽性者を隔離する効果はまったくないと考えているのでしょうか?
ちなみに今回の件、入国時に検査で陰性でも2週間の待機などしているように、それぐらいの対応をしないと防げないのではないかと思います。
それはともかく、「大規模な検査」に反対する人たちは、「症状があるか濃厚接触者じゃないと保険適応の検査が受けられない」という状況でいいと思っているのでしょうか?
市中感染が広がっている(誰からうつされたかわからない人が多い)状況で、無症状の感染者は「症状が出る」か「誰かの濃厚接触者になる」まで野放しにする、というのでは自粛要請、緊急事態宣言などを繰り返して人出を減らすことでしか対処できないと思うのですが。
だから無症候者へのこういうスクリーニング目的での大量pcrは効果が乏しくむしろ油断を誘うだけで害があると言っているのです。
— オタ小児科医 (@otapediatrician) May 1, 2021
無症候者へのこういうスクリーニング目的での大量pcrは効果が乏しくむしろ油断を誘うだけで害がある
これを見て強く思うのが、「油断を誘う」ということを強調していること。
自費検査を受けて、「陰性だ! よし、飲みに行くぞ!」という人ばかりだと思っているのでしょうか?
逆に、そういう人は検査を受けなくても「症状ないし」と飲みに行くだろうとしか思えないのですが。
それを「大量検査の害」と呼ぶのは違うとしか思えません。
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