相棒20 第17話 「米沢守再びの事件」

放送日:2022年3月2日

第17話「米沢守再びの事件」2022年3月2日(水)|ストーリー|相棒 season20|テレビ朝日
『相棒season20』ストーリー。2022年3月2日(水) よる9:00~9:54放送、第17話「米沢守再びの事件」
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あらすじ

公式

米沢守が鑑識として現場に復帰!?
鉄道をめぐる事件の捜査に乗り出す

鉄道愛好家として、ある路線を訪れた米沢(六角精児)は、線路脇で遺体を発見。連絡を受けた右京(水谷豊)は、亘(反町隆史)と共に臨場する。遺体や凶器が沿線で見つかったことから、そこに何らかのメッセージがあると思われた。捜査から浮かび上がってきたのは、廃線の噂がある『星川鉄道』。米沢によると、廃線を進めたい運営会社と、沿線住民が立ち上げた“復活させる会”の間に軋轢が生じているという。被害者は廃線支持住民の中心人物で、運営会社にも脅迫メールが届いていたことから、廃線をめぐる対立が関係している可能性が高かった。そんな中、線路に侵入する騒ぎを起こした今泉(松浦祐也)という鉄道ファンが逮捕される。今泉は事件直前、遺体や凶器が見つかった現場に姿を見せていた。いっぽう、右京と米沢は、星川鉄道の地元で情報を収集。すると、廃線の是非をめぐって、住民同士が激しく対立していることが分かる。

殺人の動機は廃線をめぐる住民の分断!?
特命係と米沢が、数年ぶりに捜査でタッグ!
複雑に絡み合った事件の謎を解き明かす

ゲスト:六角精児

ネタバレあり

  • 米沢が線路脇で遺体を発見し、右京に連絡。
  • 遺体発見現場とは別の場所で被害者(吾妻)の財布とスマホも見つかる。
  • 被害者の住所が星川町だったことから、米沢は右京に星川鐵道(ロゴマークはオリオン座)のことを教える。遺体、財布、スマホがオリオン座の三つ星のように並んでいたため他の星に該当する位置を探し、凶器、吾妻のクレジットカード、オリオン座のマークが入ったバッジを見つける。
  • 米沢によると、星川鐵道は2年前の集中豪雨で被害に遭い全線が不通となりそれ以来復旧作業が行われないまま放置されているため沿線住民が「星川鐵道を復活させる会」を立ち上げ書名活動を展開しているが、住民も一枚岩ではないという。
  • 星川鐵道を運営するスターリバーズで話を聞くと「星川鐵道を復活させろ でないと第二の犠牲者が出るだろう」というメールが届いていたという。
  • 遺体発見現場で電車を撮るために線路内に侵入しようとした今泉という男が連行される。凶器が見つかった近くの防犯カメラに今泉の姿が映っており、捜査一課は今泉を取り調べるが、今泉は「あの辺りは都電7系統の線路跡地で、道にたたずんで目を閉じると遠い過去からジョイント音が響いてくる」と供述。
  • 右京と米沢は星川町へ。「星川鐵道を復活させる会」へ行くと、白川(星川鐵道の沿線で旅館を営んでおり現在は閑古鳥が鳴いている)が強硬に復活を訴えて周りともめている場面を目撃。また、会の代表によると、スターリバーズは吾妻のお得意様で吾妻が廃線を支持していたことや、今泉が存続を訴えていたという。
  • 冠城が調べたら凶器の発見場所は都電7系統の線路跡地ではなかったため今泉の部屋へ行って話をしていたら、捜査一課も来て今泉を連行(吾妻のスマホや所持品から検出された指紋が今泉の指紋と一致し、スターリバーズ宛てに送られた脅迫メールも送信元は今泉のパソコンと判明したため)。冠城は右京に電話して「撮り鉄のはずなのに部屋に写真がない」と伝えると、米沢が「時刻表があるということなので恐らくスジ鉄(時刻表を読み物として熟読し運行ダイヤを分析研究して楽しむ鉄道ファン)」と指摘。
  • 今泉は取り調べで「星川鐵道に『もう一度走りたい、走らせてくれ』と頼まれた」と殺害を認めるが倒れて病院に搬送される。
  • 今泉は余命宣告を受けているが、冠城は「今泉は残された命を使って真犯人の罪を肩代わりしようとしている気がする」と右京に電話で伝える。右京は今泉がかばっているとしたら白川であると考え、白川に話をする。白川は殺していないと否定し、右京も「あなたは決して廃線派に殺意を抱いたりはしない」と認めるが「あなたの強硬な姿勢は敵側にスパイとして入り込んで分断させる方法を書いた『サボタージュマニュアル』を思い出させる、あなたの行動は全てスターリバーズの廃線計画を利することになっていた」と指摘すると白川はスターリバーズから金をもらっていたことを認めるが、右京は「今泉はそんなことも知らずあなたが吾妻を殺したと思い込んでその罪を引き受けようとしている、あなたが星川鐵道の復活に必要な存在だと信じて」と責め立てる。
  • 今泉に白川がスターリバーズから金をもらっていたことを伝え、本当のことを話すよう言うと「仕事で東京に来ていた吾妻と会う約束をしておりホテルに行ったが吾妻は駐車場で死んでいた」と説明。
  • 米沢が駐車場の鑑識作業を行い、被害者の血液を含んだ足跡が検出される。調べると完全フルオーダーの靴で、松原(スターリバーズの本部長)のものと判明。松原を問い詰めると、白川を使って分裂工作をしていたことを吾妻に気付かれ、世間に公表すると言われたので殺したと認める。
  • 右京と冠城は「今泉は本当は白川がスターリバーズから金をもらっていることに気付いており白川の犯行とは思わなかったが、白川をかばう演技をして路線変更させようとしたのではないか」という可能性を口にする。
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感想/気になる点など

  • 児島功一さん、久しぶりの出演(出雲がいなかったので代わりとして?)。以前は綿貫って役名で捜査一課の刑事として出ていたけど、今回は役名なしで「捜査員」って……。別人という扱いになるのか?
  • 遺体発見現場は品川区。地図も川などは実際の品川区っぽいけど、地図上の光原駅は実際のJR大井町駅を横切るように設置されており、高千代線は京急につながる? というか京急も高千代線の一部?
  • 鉄道に対する熱い思いがあるのはいいけど、赤字路線の維持を営利企業に求めるのは違うのでは。今泉も「誰も損をせず皆が納得できる道を」と言っていたけど、だったら「鉄道に救われた人」なりが金を出してやれよ、と。
  • 特命係のホワイトボードに「刺殺され死亡」ってあるけど、「頭痛が痛い」みたい。そもそもそれは誰がいつ何のために書いたのか、という疑問も。
  • 担当した刑事が無能で今泉が真犯人ではないということに気付かないという可能性は考えなかったのだろうか。真犯人ではないことに気付いたとして、白川をかばおうとしたということが確実に伝わるとも思えないんだけど。
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キャスト

水谷豊:杉下右京
反町隆史:冠城亘
森口瑤子:小出茉梨
川原和久:伊丹憲一
山中崇史:芹沢慶二
山西惇:角田六郎
小野了:中園照生
六角精児:米沢守
松浦祐也:今泉悟志
中原果南:松原玲子(STAR RIVERS HOLDINGS 鉄道事業部本部長)
野中隆光:白川洋一郎(銀河屋旅館)
児玉頼信:小国義久(星川鐵道を復活させる会代表)
児島功一:捜査一課 捜査員
藤本浩二:吾妻元彦(吾妻堂店主)
東龍美:富田哲哉(STAR RIVERS HOLDINGS)
嶋崎伸夫:白川と言い合いになっていた男
鹿出しゅんのすけ:白川とつかみ合いになった男
佐藤智美:星川鐵道に関する定例会議の参加者
松嶋健太:吾妻堂 従業員
池亀未紘:吾妻堂 従業員
小石川桃子:吾妻堂 従業員

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主な複数回出演者

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ロケ地

劇中の場所 撮影場所
警視庁 捜査本部 川崎マリエン 研修室[HP]
凶器があった場所 東映前児童遊園[地図]
バッジがあった場所 東映通り[地図]
スターリバーズの入っているビル 外観 新宿モノリス[HP]
スターリバーズ オフィス フィナンシャル・エージェンシー[HP]<恵比寿ビジネスタワー
警視庁 廊下 川崎マリエン 交流棟の廊下[HP]
千羽駅(右京と米沢が待ち合わせをした星川鐵道の駅) 上総鶴舞駅(小湊鐵道)[HP][地図]
星川鐵道を復活させる会の建物 鶴舞公民館[地図]
右京と米沢が歩きながら話をした場所 市原市下矢田の道(上総川間駅近く)[地図]
吾妻堂(吾妻の経営する和菓子屋) 有限会社吾妻堂[地図]
銀河屋旅館 竹岡清藍荘[HP][地図]
今泉が入院した病院 スタジオジニアス 池袋グリーンスタジオ[HP]<スタジオジニアス池袋
東景ホテルズ 地下駐車場(実際の現場) オズスタジオシティ 駐車場

<撮影場所ごとのまとめ>
川崎マリエン[HP][当ブログの記事]:警視庁(捜査本部、廊下)
東映前児童遊園:凶器があった場所
東映通り:バッジがあった場所
新宿モノリス[HP]:スターリバーズの入っているビル 外観
フィナンシャル・エージェンシー[HP]<恵比寿ビジネスタワー>:スターリバーズ オフィス
上総鶴舞駅(小湊鐵道)[HP]:千羽駅(右京と米沢が待ち合わせをした星川鐵道の駅)
鶴舞公民館:星川鐵道を復活させる会の建物
市原市下矢田の道(上総川間駅近く):右京と米沢が歩きながら話をした場所
有限会社吾妻堂:吾妻堂(吾妻の経営する和菓子屋)
竹岡清藍荘[HP]:銀河屋旅館
スタジオジニアス 池袋グリーンスタジオ[HP]<スタジオジニアス池袋>:今泉が入院した病院
オズスタジオシティ(駐車場):東景ホテルズ 地下駐車場(実際の現場)

コメント

  1. 朝吉 より:

    今回の疑問点
    ・今泉が薬をゴミ箱に捨てた心理が今ひとつわかりません。どうせ警察に逮捕されるからもういらないと思った?悪性腫瘍のことは遅かれ早かれ発覚しますし、薬を飲まないせいで自白する前に発作で倒れたら、星川鐡道を存続させるために殺したという偽装目的が伝わらなくなってしまう恐れもあったのでは。
    ・松原玲子が吾妻を殺したのは、買収工作を知られたための発作的犯行でしたが、凶器のナイフは常に持ち歩いてたんでしょうか。百歩譲って護身用だとしても、鉄道事業部本部長ってそんな危険なお仕事?

    • vsd1104 より:

      朝吉さん

      ・確かに薬を捨てたのは謎ですね。でも、(右京と冠城の推測通りなら)真の目的は「白川を路線変更させること」なので、動機を供述できなくてもあまり関係なかったのではないかと思います。誰かが今泉の真意(星川鐵道存続のためには白川が必要で、そのために身代わりになろうとした)を推し測り、白川に伝えてくれればよかったので。それは今泉が薬を飲んでいても特に影響なかったのでは、としか思えませんので、謎です。
      ・金を渡しているのを目撃した日と殺された日は別じゃないですかね。仮に同じだとすると「何か変だと思って調べて」金のやりとりを目撃した日と「仕事で東京に行って今泉と会う約束までしていた日」が同じということになりますし。「東京に仕事で行った日に目撃した」という線もなくはないですが、目撃した時の作業着というか白衣というか、あの格好で東京には行かないのではないかと思うので。松原は殺害後に封筒を拾っていたので、目撃された日に「説明させてほしい」とでも言って東京で会う約束をして、金の入った封筒(とナイフ)を用意し、金を受け取らなければ殺すつもりだったんじゃないかと。それにしても「カジュアルに人を殺すなぁ」と思いますが。

      • 朝吉 より:

        もう一度見直してみました。
        最初に玲子が白川に金を手渡した現場は木の枝や樹木が映っていて屋外です。その時吾妻は白い作業着の上にジャンパーを羽織っています。そして「馬鹿な人、口止め料を払うって言ってるのに」というセリフをはさんで、吾妻が「あんたにはわからないだろ!」となじる場面に変わりますが、場所は地下駐車場になっており、吾妻は同じジャンパーながら中に着ているのが背広でした。あなたのおっしゃる通り、買収現場を目撃されたため、ナイフを用意して後日ホテルの駐車場に呼び出したのでしょう。
        一連の流れの映像だったため、てっきり同じ日の出来事だと思っていました。解説ありがとうございました。

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